転職して、少しずつ職場に馴染んできた頃。
ふとしたタイミングで、新人だからこそ気づく視点を、求められる場面があります。
会議のような改まった場かもしれないし、休憩中にふと聞かれるだけかもしれません。
形はどうであれ、聞かれるということは、まだ確かな信用とまでは言えなくても、少し気にかけてもらえている証だと思います。
答えるべきか、それとも空気を読んで控えるべきか。
一瞬、迷う場面です。
なぜ、正しいことを言っても届かないのか
まだ、気心が知れていない相手には、たとえ自分では正しいと思っていても、言葉が届きにくいということがあります。
これは、職場に限った話ではないと思います。
たとえば、初めて会った人にいきなり告白されたら、素直に受け止められる人は少ないはずです。相手が何者か、まだよく分からないからです。
職場でも、同じことが起きます。
ムードメーカーが冗談を言うと、自然と空気が和みます。でも、今日入ったばかりの新人が同じことを言っても、まず受け止めてもらえません。
内容が正しいかどうかより先に、お互いの距離感の方が、受け止め方を左右してしまう。これは、悪気があるとかないとかではなく、人の自然な反応だと思います。
だからこそ、”新人”という立場を言い訳にする
だったら、意見を求められたときは、黙っているべきなのでしょうか。
そうとも思いません。
「何も言わなければ、悪くは思われない」という考え方に、正直あまり共感できません。せっかく声をかけてもらえたのに、それに応えないのは、もったいないと思ってしまいます。
ただし、これは自分のためのチャンスと捉えなくていいと思っています。
「自分をよく見せたい」ではなく、「チームとして、少しでも良くなれば」という気持ちがベースにあれば、伝え方で大きく失敗することは、自然と減っていきます。
なので、私はこう考えるようにしています。
「まだよく分かっていない立場だからこそ、言えることがある」
腑に落ちなかったこと、少しやりにくいと感じたこと。そのままの感覚を、素直に言葉にしてみる。ただし、伝え方には工夫がいります。
- 自分語りはしない
- 「ここがおかしい」と否定だけで終わらせない
- 「ここが気になったのですが、こういうことってできないですかね」と、気になった点と、柔らかい提案をセットで伝える
いきなり核心を突く必要はありません。
「まだよく分かっていないからこそ」という立場そのものが、意見を言うための後ろ盾になります。
新人だからこそ、見えているものがある
完璧な仕事のやり方は、どこにもありません。
新人だからこそ気づける違和感は、確かにあります。
それを、謙虚な言葉に乗せて伝えること。
それだけで、少しずつ、周りの反応は変わっていくはずです
今日のその一言が、明日のあなたの居場所を、少しだけ広げてくれます🍀

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